Vol.2

【化学メーカーA社様(時価総額900億円規模)】 データを時間軸で捉えるクセが付く。見やすい画面がもたらす意識の変化。

2025/1/24

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インク・コーティング剤などを扱い、国内外でビジネスを展開する化学メーカーA社様。北米やアジアに早期に進出し高いシェアを獲得、グローバル市場でも存在感を示しています。
BtoB銘柄の常として、株式市場では安定性を高く評価される一方で、一般投資家からの認知度が上がりづらい点を課題とする同社では、どんな理由で「Hooolders Analytics」の導入を決め、課題解決にどう役立てているのでしょうか? IRを担当するX様にお話を伺いました。

サマリー

  • ニッチ・セクターならではのIR上の課題と取り組みを紹介。株主還元強化を図るうえで大事にしている指標とは?

  • IR活動の効率化のために「Hooolders Analytics」を導入。高い操作性と直感的な表示を評価。

  • 施策効果が一目で分かるため、自然とデータを見るように。節目にしかできていなかった時間軸分析が日常習慣化。

  • ユーザー要望に対するレスポンスも良く、日々改善されている実感あり。

ニッチな領域で世界的なシェアを誇るサプライヤー

―― 御社の事業概要についてお聞かせください。

主にインク・コーティング剤などを製造する化学メーカーです。海外売上比率が高いのが特徴で、現在は約70%を米州やアジア、欧州で売り上げています。世界トップシェアの製品カテゴリもあります。それらは多様な産業のなかで用いられており、グローバルなサプライチェーンのなかで欠かせない存在となっています。
もちろん、日本国内シェア1位のカテゴリもありますから、ほとんどの方が、当社のインクやコーティング剤が使われた製品を、それと気付かず手にしたことがあるはずです。

―― X様ご自身はいつごろからIRをご担当されていますか?

IR担当者になって約3年になります。新卒入社してから10年以上に渡って、営業部門に所属し各種インクを扱っていきました。その後、広報部門に異動し、IRに携わり始めました。

 

総還元性向50%以上またはDOE2.5%以上を目標に、株主還元を強化

―― IR活動を行うなかで特に課題に感じていることは何ですか?

化学セクターというニッチな産業ということもあり、投資家からの認知が十分でないと常々感じています。加えてPBRが現時点で約0.7倍と、1倍を割っていることも問題です。この問題の解消を目指し、IR活動の強化を進めています。具体的には、投資家とのコミュニケーションを大事にしており、投資家からの意見を経営層にフィードバックし、IR資料の充実、成長戦略や面談数の増加、資本政策の発信に生かしています。それに加えていろんな業種のIR資料なども参考にIRの強化に取り組んでいます。

―― お取り組みのなかで、いま特に重視されている指標は何ですか?

様々な指標がありますが、投資家から注目されている株主還元、具体的には総還元性向※1やDOE※2を重視しています。理由は2024年から始まった新中期経営計画から新たに株主還元方針を立てました。その中で、総還元性向とDOEを目標値として使用しています。この目標達成に向け、資本コストを意識した施策を展開しています。

※1. 総還元性向は、企業が稼いだ利益のうち、配当金や自社株買いを通じて株主にどれくらい還元したかを示す割合。株主にとって、企業が利益をどの程度株主還元に充てているかを知る重要な指標。以下の計算式で導かれる。
総還元性向(%)= (総配当金 + 自社株買い額)÷当期純利益 × 100

※2. DOE(株主資本配当率)は、企業が株主資本(純資産)に対して、どれだけ配当を支払っているかを示す指標。株主にとって、企業が安定的に配当を出し続けられるかを判断するのに役立つ。以下の計算式で導かれる。
DOE(%) = (1株あたりの配当金 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)) × 100
または
DOE(%) = (総配当金 ÷ 株主資本) × 100

 

―― 認知度以外に、業界特有のお悩みはありますか?

中間材料メーカーはどこも同じだと思いますが、原油の価格が業績に大きく影響します。我々の場合、製品に使用される樹脂、顔料、溶剤などは間接的に原油価格などの影響を受けますし、輸送コストなどにも含まれます。原油は地政学リスクが高まると高騰する傾向にあるので、現在の世界情勢は不確実性が高くリスク因子です。機関投資家の方にもリスクとなる事柄についてはお伝えして、信頼関係を築くことを優先しています。


見やすく、操作しやすい「Hooolders Analytics」により、データとの付き合い方が変化

―― 「Hooolders Analytics」の導入経緯について教えてください。

IR活動の効率化を図るためです。以前は別のツールを使っていたのですが、機能は充実していたものの、操作が複雑だったり、よく使う機能に辿り着くまでに時間がかかったりで使いにくいなと思っていました。そんなときにログミーファイナンスでIRダッシュボード機能というHooolders Analyticsのトライアル版を利用して良いなと思っていました。

そこに以前から交流のあった御社の営業さんに声をかけてもらって、「Hooolders Analytics」のトライアルを試してみたら、「見やすいな」って。ここをクリックしたらこういうモノが出てくるんだろうなという想像通りに動いてくれるので、ストレスなく操作できました。機能量でも劣っていないので、導入を決めた次第です。

―― 導入前後で業務にどのような変化がありましたか?

施策の効果分析をすることが習慣づきましたね。決算だったり、リリースだったりを出す前後で重要指標がどう動いたかという時間軸での分析は、恥ずかしながらあまりできていなかったんです。IR関係資料を作成するときなど、節目節目でしか振り返りができていませんでした。「Hooolders Analytics」は、各アクションに対するPBRや時価総額の変化、株価インパクトが見れるので、何が効果があったのかが直感的に分かります。それもあって、データを見るクセが付きました。

―― 改善を希望する点はありますか?

細かな点ですが、日付を指定した株価の推移をもっと簡単に表示できる機能や、グラフのサイズを調整しやすくする機能があると嬉しいですね。こういった要望をお伝えすると、実際に反映してくれることもあるので、フィードバックしがいがあります。

(了)

編集部注:改善のご要望としていただいた「グラフのサイズを調整しやすくする機能」は、取材後のアップデートで実現しております。詳しくは以下のリリースノートを御覧ください。
https://lp.hooolders.com/blog/release20241121


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