
2025/4/4
抱えていた
課題
活用した
機能
導入効果
出張訪問買取のパイオニアとして成長を続ける株式会社BuySell Technologies(以下、バイセル)。創業事業である「出張訪問買取」に加え、M&Aによる事業拡大を続け、リユースインフラの構築を目指しています。企業の成長フェーズにかかわらず、投資家との信頼関係は重要です。バイセルでもその強化が求められていました。しかし、IR専任者が不在だったバイセルは、情報収集や分析の効率化という大きな課題を抱えていました。その課題を解決するために導入したのが、IRツール「Hooolders Analytics(ホールダーズアナリティクス)」です。本記事では、Hooolders Analytics導入の背景、成果、そして今後の展望について、CFO室長・IR担当の森脇基氏にお話を伺いました。
プロフィール
森脇 基(もりわき もとい)様
2002年中央大学法学部卒業。新卒で出版社に入社し、イベント企画運営等に従事。その後転職によりIRに携わり、投資家対応、開示戦略の策定、企業価値向上のための施策推進を担当。米Institutiona Investror社によるAll Japan executive team best IR officer 1位表彰(2019年、2022年)。2023年株式会社BuySell Technologiesに入社し、CFO室IR専任担当室長として、IR戦略を構築、推進している。経営陣との連携を強化しながら、投資家との対話の質を高め、企業価値の最大化を目指す。
バイセルは、出張訪問買取と店舗買取の二つの事業を展開しています。出張訪問買取事業は、創業以来の主力事業であり、お客様のご自宅に訪問し、不要となった品物を買取するサービスです。取り扱う品目は、切手、着物、古銭、ブランド品、ジュエリーなど多岐にわたり、特にシニア世代のご自宅の整理をサポートする役割も担っています。一方で、ロールアップのM&Aを積極的に推進することで、店舗買取事業も拡大しました。2020年にM&Aによって店舗買取事業に参入し、現在では約420店舗を運営するまでに成長しました。
IR歴15年の経験を持ち、これまで3社でIR業務を担当してきました。バイセルには2023年にIR専任担当として入社し、それ以前は13年間、投資家対応、開示戦略の策定、企業価値向上のための施策推進といったIR業務に従事してきました。私がバイセルに入社する前はIR専任者が不在であったため、戦略的なIR活動に制限がありましたが、現在はより積極的なIR活動を推進しております。
バイセルは2019年にマザーズ市場(現:グロース市場)に上場しました。バイセルは上場企業として既に投資家との良好な関係を構築していましたが、IR専任者がいなかったため、情報収集や分析に多くの課題を抱えていました。また、経営陣がIR業務を兼任していたことで、十分なリソースを割くことが難しく、本来の業務に集中できないという問題が生じていました。
さらに、投資家とのコミュニケーションは個別対応の質を高めることを重視していたものの、より広範かつ継続的な対話を実施する体制が整っていませんでした。情報収集や分析に関しては、多くの作業を手作業で行っていたため、データの管理や比較に時間がかかり、迅速な対応が求められる場面での効率性が低いという課題がありました。
エクセルを活用してデータ管理を行っていましたが、最新の情報を取得し、他社との比較を行うプロセスが煩雑であったため、より高度なツールの導入が求められていました。
Hooolders Analyticsを知ったのは、Figuroutの三輪さんの紹介がきっかけでした。前職でIR支援サービスを利用していた際に三輪氏と知り合い、それ以来Hooolders Analyticsのトライアル版を使用する機会がありました。
バイセルに入社した後、IR業務を効率化するためにツール導入を検討する際、まず最初にHooolders Analyticsが候補に挙がりました。他にもいくつかのIRツールを比較検討しましたが、Hooolders Analyticsのように必要な情報を包括的に提供してくれるツールは他にありませんでした。市場には特定の機能に特化したツールが多く存在していましたが、バイセルのニーズを満たすツールとして最も適していたのがHooolders Analyticsでした。
Hooolders Analyticsの利点の一つは、売買高の管理を自動化できる点です。以前は手作業でデータを管理していたため、非常に手間がかかっていましたが、Hooolders Analyticsを活用することで、データ収集と分析のプロセスが自動化され、IR業務の負担を大幅に軽減できるようになりました。
導入を決定するうえでのもう一つのポイントは、価格の適正さでした。部署単位でも決裁しやすい絶妙な価格設定で、他の高額なIRツールと比べても導入ハードルが低く、人的リソースの削減によって十分にコストを回収できる見込みが立ちました。Hooolders Analyticsの価格設定は予算に合致しており、導入のハードルが低かったため、スムーズな意思決定につながりました。
Hooolders Analyticsを導入したことにより、最も大きく変わった点は業務効率が格段に向上したことです。これまで手作業で行っていた情報収集や他社比較が自動化され、以前はかなりの時間を費やしていた作業を短時間で完了できるようになりました。
たとえば、経営層向けレポート作成では、他の業務との兼ね合いでクイックの対応することが難しいこともありましたが、Hooolders Analyticsの利用により必要なデータを簡単に抽出することが可能になりました。また、投資家からの「類似企業との比較データを知りたい」といった要望にも、迅速に対応できるようになり、対話の質も量も確実に向上しています。そのフィードバックを踏まえて、現在は自社の強みをより明確に打ち出したプレゼン資料の改善にも取り組んでいるところです。
さらに、データの可視化が容易になったことで、経営陣への報告もスムーズになり、「なぜ株価が動いたのか」といった質問にも即座にグラフや数値で共有できるようになりました。これにより、迅速な意思決定を支援する環境が整ったと実感しています。
Hooolders Analyticsを活用することで、投資家との対話の質も向上しました。
導入前は、投資家からの質問に対して、過去のデータを確認しながら回答する必要があり、対応に時間がかかることがありました。しかし、現在では事前にHooolders Analyticsでデータをチェックし、投資家が求める情報を素早く提供できるようになったため、対話がよりスムーズになっています。また、投資家との定期的なミーティングにおいても、これまでのように膨大な資料を準備する必要がなくなり、短時間で必要なデータを提示できるようになりました。
Hooolders AnalyticsはIR業務の効率化に大きく貢献しており、非常に満足していますが、今後さらに機能を強化してほしい部分もあります。特に、競合企業や同業他社のリリース情報の取得スピードをもう少し向上させてもらえると、よりリアルタイムでの情報収集が可能になります。
現在のシステムでも十分に活用できていますが、投資家との対話では、他社の動向を瞬時に把握し、それをもとに自社の戦略を説明することが求められるため、より迅速なデータ提供が可能になると、IR活動の精度がさらに向上すると考えています。
また、他社比較の機能についても、もう少し細かいカスタマイズができるようになると、より活用の幅が広がると思います。
IR業務は、情報収集、データ分析、投資家対応など多岐にわたり、非常に多忙です。特に、上場企業のIR担当者は限られたリソースの中で効率よく業務を進める必要があるため、業務の負担を軽減し、より効果的な情報提供を行うためには、適切なツールを導入することが不可欠です。Hooolders Analyticsは、IR業務を効率化し、より重要な業務に集中できる環境を整えるための非常に有用なツールです。
特に、IR専任者が少ない企業にとっては、Hooolders Analyticsのようなツールを活用することで、大幅に業務の負担を軽減しつつ、投資家とのコミュニケーションにリソースを割くことができます。投資家との対話の質を向上させ、企業価値を高めるためには、正確で迅速な情報提供が重要です。そのためにも、IR担当者が本来注力すべき業務に集中できる環境を整えることが必要だと考えています。
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